アメリカ駐在員がオランダ駐妻になったら

アメリカ駐在員がオランダ駐妻になったら

こんにちは。アラフォー2児の母です。長男出産後、単身でアメリカ駐在を経験しました。次男出産後、夫の赴任に伴い現在オランダにて駐妻しております。

オランダの幼稚園に3ヶ月通って感じた日本との違い6つ

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こんにちは。夏だと言うのに、肌寒いオランダです。次男がオランダの現地のプリスクールに通い始めて3ヶ月が経ちました。始めはわからないことだらけでしたが、送迎時にオランダ人のママさんや先生に教えてもらいながら何とかやってます。今日は次男が通うオランダこども園と長男が通った日本のこども園(幼稚園及び保育園)の違い等の気付きについてまとめてみたいと思います。

 

①毎朝、送迎後は子供とクラスで一緒に遊ぶ

これは驚いたのですが毎朝、親も教室の中まで入り一緒に時間を過ごします。一緒に過ごす時間は短いママさん(パパさん)もいれば、長いママさん(パパさん)も。特に時間は決まっておらず、こどもがクラスに慣れるまで寄り添ったり遊ぶ感じです。我が家の場合は毎朝10分〜15分ほど一緒に遊んで、息子が遊びに夢中になったら帰るようにしています。

 

②慣らし保育期間中に、子供があまりに泣く場合は入園を断られることも

こちらも驚きましたが、子供があまりに泣く場合は時期尚早と判断されて入園を断られた経験談を多数耳にしました。私が知っているだけでも4家族おります(4人ともママさんは働いていないケースです)。そのうち1人のママさんは「慣れるまで、ずっと一緒に立ち会うから、何とか入園させてほしい」と懇願したそうです。1ヶ月間本当に立ち会い、無事入園出来たそうです。私も次男が馴染まずに泣く場合は、懇願する覚悟をしてましたが非常にありがたいことにすぐに慣れてくれて、無事入園出来ました。こどもの気持ちを優先にする徹底ぶりはスゴイなぁと思う一方、入園を断れてしまうママさんの気持ちを考えると、正直複雑な思いです。

 

③園内の本人の様子をリアルタイムで共有してくれる

こちらはとてもありがたいと感じていますが、本人の様子をビデオや写真など撮影してくれ、アプリでリアルタイムでシェアしてくださいます。曜日やタイミングは決まっておりませんが、月2〜3回のペースでアップしてくださいます。今日は外遊びしたんだなぁとか、お誕生日会があったとか、その日の様子をタイムリーに知れるのは本当にありがたいですし、お迎え時の先生との会話のキッカケにもなります。

日本の場合は、毎日担任の先生が連絡ノートにその日の様子を欠かさずに書いて下さいます。毎回楽しみに拝見していましたが、やはり先生も大変だと思うので、写真や動画での情報共有に切り替えも、全然問題ないなと個人的には感じました。

 

④欠席連絡はアプリで

こちらはデジタル化が進んでいるなと思いましたが、園では欠席連絡もアプリで行います。カレンダーが表記されて日にちをクリックして理由を選択。欠席が承認されると確認メールが届きので、双方漏れもなく確認出来ます。母親も電話連絡が不要のため、便利です。

また、前日のお昼までにお休みの申請を済ました場合はポイントが付与され、その累計ポイントで後日振替もアプリ経由で申請出来る様にもなっています。とても合理的なシステムです。

 

⑤保育時間でクラスが分かれている

うちの息子のクラスは開始が8:00から9:00の間、終了が12:30から13:00の間の保育クラスです。送迎時間がきっちり決まっていないのはオランダらしいですが、今ではこのユルイ感じがしっくりきております。

クラスにいる子供たちは年齢は様々(恐らく2〜4歳まで)ですが、全員同じ時間帯内に集合し、解散してます。一方で両隣のクラスはいつも送迎時間帯が異なるので、どうやら送迎時間でクラス分けをしている模様です。親の送迎時間が異なることによって、子供たちが寂しい思いをしない工夫をしているんだなと感じております。

 

⑥園内に入ったらオモチャや遊具がたくさん

日本の場合、クラスに入るまでの廊下や広場には子供たちの注意を引いてしまわないように、あえておもちゃ等子供の注意を引くものは、極力置かないように工夫されていました。

一方、オランダでは園に入ったら、廊下やクラスに入る前の広場に、おもちゃのピアノやギター、車や船の遊具、壁掛けされている知育玩具や、ブロックや沢山の車のおもちゃ、絵本コーナー等、おもちゃと遊具が勢揃いしてます。子供たちの気持ちを盛り上げるための工夫だと思いますが、お陰様で(?!)次男は送迎時、毎回廊下や広場で立ち止まっては遊びまくり、その場を全然離れてくれずに困っております。。。

 

以上が子供が世界で最も幸せな国と呼ばれる、オランダこども園(保育園兼幼稚園)の様子です。こちらはあくまで我が家が通うこども園の様子の為、プリスクールによって一部システムや運営は異なるところもあると思いますが全体として、親の都合ではなく、子供の気持ちを第一優先することを徹底している運営や姿勢はさすがだと思います。

次男はまだ2歳なので色んなことを理解しきれていないと思いますが、貴重な経験をさせてもらえていることに改めて感謝します。

 

それでは、また。