アメリカ駐在員がオランダ駐妻になったら

アメリカ駐在員がオランダ駐妻になったら

こんにちは。アラフォー2児の母です。長男出産後、単身でアメリカ駐在を経験しました。次男出産後、夫の赴任に伴い現在オランダにて駐妻しております。

エッシャー美術館を訪れて感じた、好きなことの大切さ

こんにちは。みなさんエッシャーってご存知ですか?

ご存知でない方、この絵は見たことはないですか?

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私はこの印象的な絵を小学生の時に見て以来、ずっと頭の片隅に残っていました。

オランダに来て知ったのですが、実はエッシャーはオランダ出身だったのです!デン・ハーグに彼の美術館があり、早速行って来ましたので、今日はその事について触れたいと思います。

エッシャー美術館は生涯の作品を年代順に展示しており、エッシャーの作風の変化が時代と共に分かる工夫がなされています。

彼の作品を前期と中期〜後期に分けると、前期は風景画がメインで、中期以降が「だまし絵」と呼ばれる独特な「世界観」が開花します。

きっかけは旅行で訪れた、アルハンブラ宮殿で見たモザイクの絵だそうです。魅力されたエッシャーは何枚も模写したとの事です。

その影響を受けてから、彼の「視点」で物事を描き出します。生涯掛けてその「世界観」を仕上げていきます。

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そして下記が遺作となる「蛇」。当時70歳で仕上げたとの事。細部へのこだわりに驚かされます。

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私がエッシャーに魅了される理由は、彼の物事を捉える独自の「視点」と「世界観」です。

はじめは、あまり印象に残らない風景画を描いていたにもかかわらず、おそらく彼自身も悩みながら外部の刺激を受け、オリジナリティあふれる作品を見事に描き上げて行きます。

ずっと作品の事を考えていたからこそ、アルハンブラ宮殿のモザイク画に「ヒント」を得る事が出来たのだと思います。

好きなことを突き詰めて行く素晴らしさをエッシャーの生涯を通じて感じる事が出来ました。