アメリカ駐在員がオランダ駐妻になったら

アメリカ駐在員がオランダ駐妻になったら

こんにちは。アラフォー2児の母です。長男出産後、単身でアメリカ駐在を経験しました。次男出産後、夫の赴任に伴い現在オランダにて駐妻しております。

お勧めの海外マーケティング資格、全内容をお教えします!!

英国CIMプロフェッショナルマーケティングを勉強中の駐妻です。最近以前書いた下記の記事が、ありがたいことに注目記事のランキングに入ってきております。そこで、今日はこの資格の全体概要を詳しくまとめてみたいと思います。CIM Certificate of Professional Marketingに興味のある方必読です! 

digitalmarket.hatenablog.com

 

全体概要

この資格は①マーケテイング、②コミュニケーション、③デジタルマーケティングの三科目を全て合格することでCertificate of Professional Marketingの認定を受けることができます。三科目のうち③デジタルマーケティングのみ選択科目で、デジタルマーケティング興味のない方は、もう一つの選択科目カスタマーエクスペリエンスを選択することもできます。要する期間としては、試験とレポート課題を全て一回で合格出来れば一年で取得できる資格となっております。(なお、資格認定機関のCIMについて詳しく知りたい方は、上記の記事も併せてご覧ください)

 

試験科目:マーケティング講座

こちらは、試験科目でマーケティング基礎知識を習得する必要があります。実務経験者や過去にマーケティングの本を数冊読まれた方は、比較的すんなり内容が入ってくると思います。具体的な勉強手段としては、CIM認定する大学やビジネススクールを通じて講座等を受講する必要があります。CIMのホームページから希望する資格を選択し、その後CIMの指定するを大学やビジネススクールを選択(オンライン講座も可能)。各学校の価格設定も異なり、どの認定機関で学ぶかは自分で決める必要があります。私の場合は、学校の合格比率が高く、その中でもメール等の問い合わせでレスポンスの早いところを選びました。 

勉強する具体的な内容は、マーケティング全体の流れを理解しながら、専門用語や分析手法及び各企業のケーススタディーを学ぶ感じです。大きな流れではこんな感じです。

 

・現状分析
 ⇒ミクロ、マクロ含めたマーケティングオーディット、PESTEL、5M、SWOT、SOSTAC、MOSTAPIC、ANSOFF分析等
マーケティング戦略
 ⇒セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング、マーケティングリサーチ手法、AIDA、Buying Process (B2C/B2B)、MKIS、PLC、GEマトリックスやケーススタデイ等
マーケティングミックス(4P/7P)
 ⇒従来の4P:プロダクト、プライス、プレイス、プロモーション
 ⇒拡張された3P:ピープル、プロセス、フィジカルエビデンス
・実行及び管理
   ⇒PDCAやSMART等の管理方法

 

英語が母国語でない人にはややハンディありますが、2019年8月時点では英語辞書(電子辞書はNG)は試験会場に持ち込み可能です。また試験を受験出来る会場は全世界132箇所にもあり(2019年8月時点)、英国以外での受験を希望する場合はCIMに個別で問い合わせする事ができます。私もオランダ、アムステルダムで受験出来ました。所要時間は2時間で50問の設問があり、回答は選択式です。講座、指定教科書、過去問などにまじめに取り組めば、比較的受かりやすいのではと思ってます。ちなみにわたしは7月に受験し、現在結果待ちです。

 

レポート科目:デジタルマーケティングとコミュニケーション

申込時はレポートの方が事前に準備出来るので試験より簡単だと思っていたのですが、このレポートが無茶苦茶大変です!!まずは指定参考文献とともに講座を受講。その後、大きく3つの課題(各課題に小項目が3つずつあります)が事前提出され、その課題に対し、様々な文献から得た知見を交え、指定文字数内で自身の組織を事例に出しながら、論理的に課題に対する対策を論文にまとめあげる必要があります。枚数にしてA4で20ページほどにまとめ上げる必要があります。また論文には参考文献を多数用いる必要もあり、ハーバードリファレンスを使用(文献引用時の表記方法)する必要があります。

悲しいかな、レポート提出時は登録時に付与されるCIM番号のみの記載なので、外国人(日本人)アピールが出来ません。つまり英語が母国語でなく、かつ英語での論文提出をしたことがない日本人にとっては、格式高い英国人とのブリティッシュイングリッシュとの比較となるので文章力という意味ではかなりハンディが生じてしまうなと感じてます。泣きそうではありますが、そこは勉強時間を増やすことと、マーケティングの実務経験を文章におり交えながら、取り組みたいと思っています。

機関によって異なるかもしれませんが、私の場合は指定されている文字数の30パーセント以内のドラフトとファイナルバージョンの計2回、チューターに添削してもらえます。ちなみにこの文字数30%のドラフト提出が本日締切日でした。ここ一カ月はドラフト作成に追わまくっていたので、本当にホッとしています。

 

以上が現在、進行中のCIM Certificate of Professional Marketingの講座内容です。大変ではありますが、プロフェッショナルマーケティングという響きがなかなか素敵ではないですか。と言うわけで認定取得出来るように、引き続き頑張ります。それではまた。

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