子供がプログラミングを好きになるには:落合陽一さんに学んだ大切な3つのこと
こんにちは。我が家の長男はオランダに来てすぐにプログラミング教室を習い始めました。本人はレッスンが楽しいから続けたいと言うものの、家では全く練習や復習をしないため、あまり続ける意味がないかな〜と、半年経ったころから思うように…。
そんな時、メディアアーティストで筑波大学准教授 落合陽一さんの「0歳から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書」(以下ゼロヒャク)に出会い、考え方を改めさせられました。すると思いがけないことが起きたので、今日はそのことについて書きたいと思います。
プログラミング教室を続けるべきかどうかでモヤモヤ悩んでいたころにゼロヒャクの本の中で、心に刺さった言葉が3つあります。
①
楽しく遊び感覚で、プログラミングすることで、数学の力も身につくという考え方の人もいるかも知れませんが、それはあまり期待しない方が良いでしょう。
②
プログラミングは手段にすぎず、問題解決の発想がなければ手段だけあっても使い道がないのです。
③
読み、書き、そろばん同様、それ自体が目的化してしまっては意味がないのです。
子供が楽しいと言っているのに関わらず、期待や目的ばかりに目が行ってしまっていたと、ハッと気付かされました。まさに①と③にドンピシャです…。私が小さかったころにプログラミング教室がなかったこともあり、レッスンさえ学べば、息子のScience, Technology, Engineering, Math(STEM)が向上すると勝手に誤解していました。でも、そうではないと言うことも気づかせてくださいました。それからと言うものは、例え復習や練習をしなくても子供が続けたいと言っている間は習わせてあげようと、ある意味吹っ切れた気持ちになりました。
すると、、、夏休み、急にどっぷりとスクラッチ(プログラミング)にハマるようになりました。何も言わないのに、自らプログラミング作りに没頭。自分で色々ストーリを考えて親もびっくりするようなプロジェクトを作るまでに。
そして驚くことに、先日インターナショナルスクールのmy passionを発表するプレゼンで、プログラミングについて発表したいと言うまでになりました。彼がいままで作ったプロジェクトをビデオ撮影して、学校で発表していました。本人曰く、うまく発表出来たようです。楽しいと感じていた息子の気持ちを尊重して、うるさく練習を強制しなくて本当に良かったと落合さんに感謝しています。
my passionの発表とは、子供たちに全員に自由な形(パワーポイント、楽器演奏、ポスター等)で自分たちがパッションを持っていることを発表させるというものです。ちなみに息子のクラスは日本の小学校一年生に該当します。息子のクラスの先生が、今年はGENIUS HOURを導入することを試みており、そのプロジェクトの一貫の取り組みです。インターならではの素晴らしい取り組みだと無茶苦茶、感銘を受けました。そんな訳で、GENIUS HOURプロジェクトの詳細については、また次回ご紹介します。
それでは、また。