駐妻がお勧めする、サーキュラーエコノミーやサステイナブルについて考えさせられる素敵なカフェCIRCL
こんにちは。すでに日本への帰国カウントダウンが始まっている駐妻です。色々忙しくなって来ている今日この頃、ずっと行きたいと思っていたCIRCLいうカフェに、先週行って参りました。こちらはオランダを代表する銀行ABN AMROが作ったサーキュエコノミーやサステイナブルをテーマにしたカフェ兼ワークショップ施設で、一般向けに平日のみ公開しております。今日はこの施設に関して、訪問した時の感想含めて、ご紹介したいと思います。
建設に至るまでのストーリー
まずこの施設、実はAMROの一人の社員の「熱い想い」によって実現した施設なんです。もとはAMROが保有していた土地に、銀行らしい一般的な建築が着々と進んでいたのですが、そこに疑問に思った社員が、もっと地域に愛されながら、みんなでサステイナブルやサーキュラーエコノミーについて考えれるキッカケとなる施設をつくるべきだと、開発続行にストップを掛けたのです。そしてゼロからの再スタート。周囲を巻き込みながら色んな人の知恵とアイディアを集結して、CIRCLという名前の通り、すべて再利用されたものや今後再利用可能なものを利用したサステイナブルな施設として、オープンしました。
たった一人の想いが、色んな人に伝達して、社会に意義のある施設を作りあげたと言う背景に共感し、いつか行きたいとずっと思っていました。
ちなみに、こちらのWEBサイトに詳しくCIRCL誕生に至るまでのストーリが英語で書かれてますので、興味を持たれた方は英語の勉強も兼ねて是非一読ください。
実際訪れてみて:カフェの様子
建設に至るまでのストーリーに魅了されてしまった私は、憧れの人に会うみたいなワクワク感と共に、当日施設を訪れました。
まずはオフィス街に前面に広がる緑に心を打たれました。
そしてカフェに入ったら、木の温もりとドライフラワーで装飾された、温かい空間が出迎えてくれます。
またカフェの入り口すぐに、サステイナブルをコンセプトにしたスタートアップのような企業たち展示コーナー。
こちらはシートベルトを再利用したバッグです。
中でも、NOWA社(No Wasteの略)の携帯電話からアクセサリーをつくる会社のコンセプト"Dare to see the beauty in waste"と言う言葉が心に刺さりました。
室内ハーブも心を和ませてくれます。
席に着くと、空き瓶とソーラーを使ってライティングが出来るドライフラワーのオブジェが迎えてくれます。ちなみに、こちらはmade in Africaです。
その後も店員さんに色々教えていただきました。
こちらは冷蔵庫のプラスチックを再利用して作ったカフェの椅子です。
天井に貼られた断熱シートも不要になったジーンズを再利用しているとのこと。
地下にあるワークショップスペースでは段ボールを再利用したスタンディングテーブルやロッカーを再利用したバーカウンターなどもありました。
サステイナブルへのこだわりが細部まで宿っており、感動しました。まさにサステイナブルやサーキュラーエコノミーについて改めて考えさせられる空間でした。感銘を受けると共に私自身も、小さくても自分が出来る事を行動に移して行かなければと思い知らされました…。
"What you do TODAY, can improve all your TOMMOROWS" 地下のワークショップルームのガラスに書かれていた一文を忘れずに行きたいと思います。それでは、また。