シンタクラースとブラックピートのパレードを見て感じたこと
こんにちは。先週末の11月17日にオランダにシンタクラース(日本でいうサンタさん)がスペインからやって来ました。毎年オランダは11月11日のシントマーテン祭(オランダ版ハロウィン)の翌週末にシンタさんがやってくるらしいです。
それにしてもシンタさん到着、早いですね!!で折角なので、御一行のパレードを見に行きました。
事前にオランダ滞在が長い大学の先輩から、近年ブラックピートが人種差別していると結構問題になっていると聞いていました。ブラックピートとは顔を真っ黒に塗って、アフロヘアの格好をしたシンタクラースの付き人で、良い子たちお菓子を配ってくれます。
先輩曰く、毎年廃止すると言ってるけど今年は継続みたい。でも来年あたりどうなるか本当に分からないらしい、と教わりました。
パレードはルートと時間割が決まっており、早速10時半に近所のスタート地点に到着。シンタクロースと共にたくさんのブラックピートが!ブラックピートさん合計60〜70人いたような。こんなにいるとは思いませんでした。でも皆さんとても優しく、笑顔で接してくれました。
先輩からの話しを聞いていなかったら、差別という観点は思い浮かばなかったかもしれません。でも言われてみると、抵抗ある人も出ておかしくない装いだなと正直思いました。
そんななか、全面黒塗りをやめ、ススの粉を顔に塗った様子にふんしたブラックピートも居ました。
こちらの方がいいなと個人的に思いました。ブラックピート自体は辞めるのではなく、ススをかぶった装いにして是非継続してほしいです。名前もピートに変更して良いと思います。
パレード自体は鼓笛隊等音楽と共にとっても陽気で楽しく、子供達もピートにお菓子をもらえて大喜び。シンタクラースも気品にあふれてホリデーシーズンの訪れを満喫出来ました。