アメリカ駐在員がオランダ駐妻になったら

アメリカ駐在員がオランダ駐妻になったら

こんにちは。アラフォー2児の母です。長男出産後、単身でアメリカ駐在を経験しました。次男出産後、夫の赴任に伴い現在オランダにて駐妻しております。

海外生活における健康管理の大切さ

こんにちは。びっくりです。日曜日の朝起きたら首に激痛が。そして本日3日目、いまだむちゃくちゃ痛みます。

 

首は動かせないのはもちろんのこと、物を飲み込むのも痛みますし、口もあまり開けれません。鎮痛剤を継続的に飲んで緩和させてはいるものの、相変わらず痛みます。

 

あまりにも痛いので、もしかしたらおたふく風邪かウィルス性の病気かとも思い、念のため今朝ホームドクター*に行って来ました。

*オランダはホームドクター制で、一度登録したお医者さん以外では基本勝手に検診出来ない制度になってます。

 

受診の結果、やはり寝違えとのこと。理由は姿勢の悪さ、運動不足、内臓が弱ってる、季節の変わり目、ストレス等。上位3つは痛いほど思い当たる節が。反省しております。

 

こちらに来て、子供の病気は多数経験しているのですが、自分が動けなくなったのは初めてです。病院にも1人で行けない為、旦那に午前半休してもらう羽目に。また夏休み中の息子とお友達の予定もキャンセル。更に1歳児の抱っこ等の面倒をみることが困難な為、夫に早めに帰宅してもらうことに。家族に迷惑かけまくりです…。夫には頭があがりません。

 

改めて、海外生活で母親がダウンしてしまうと、家族全員にものすごく迷惑をかけてしまう事を身にしみて学びました。さいわい、車の送迎がない長男の夏休みで本当に良かったです。

 

オランダはこれから寒くなりますが、回復したら、室内で出来る筋トレなどの運動と不摂生しない様に、心掛けたいと思います。

 

日本は夏休み明け、皆さま健康にはくれぐれもお気をつけください。

 

駐妻に向いている女性の6つの特徴

こんにちは。夏がそろそろ終わろうとしているオランダです。こちらにきて8ヶ月、沢山のママさんを見ている中で私が感じた、駐妻に向いている女性の特徴についてまとめてみました。

 

1.自立している

頼りの旦那さんは、仕事や出張で不在な時が多いです。その為、家庭を守る主(あるじ)は、他でもない駐妻の役割となります。

子供が熱を出した時、怪我をした等、いざという時に一人で問題を解決しないと行けない場面が多々あります。もちろん周りの方も助けてくださいますが、毎回と言う訳には行かないので、自己解決能力が高い女性は海外生活に向いていると思います。

 

2.趣味を持っている

趣味を持っていると出会いのキッカケが増えますし、ストレスを発散出来ます。

お花、お料理、スポーツ、語学等、子供以外で自分の趣味を持っている駐妻さんはとてもイキイキしています。

またサークルに属すのが苦手な方でも、美術館巡り、ジム通い、個人の語学レッスン、読書等、一人でもはじめれる趣味はたくさんあります。何かに没頭できる時間が大切です。

 

3.自分が心地良い範囲でママ友付き合いが出来る

子供のこともあり、私もはじめは全員に嫌われないようにと、出来るだけ色んなお誘いに参加しておりましたが、途中で自分にはそれが不向きだと気づき、適度な距離感でママ友さんと付き合うことにしました。興味があれば参加し、興味がなかったり、自分があまり乗り気じゃない時は辞退する様に。

自らの経験上、ママ友は必要ですし、信頼できるママ友がいるととても心強いです。ただ変に気を使ったり、疲れてしまっては意味がありません。自分が心地良いと思える人間関係を築くことが大切だと思います。

 

4.好奇心が旺盛

同じタイミングで赴任しても、好奇心の旺盛な友人は色んな情報を知っており感心させられます。お得なスーパー、美味しいレストラン、楽しい子供の遊び場等。みんなが通常知らないところを、友人に聞いたり、自ら見つけたり。海外生活を満喫されてます。

 

5.語学や運転に抵抗がない

これはあくまで、きっかけにすぎないですが、語学や運転に抵抗がない方は、海外生活をスムーズにスタート出来ていると感じます。

やはり車に乗れなかったり、語学に抵抗があると外出するのが億劫になりがちですので。

 

6.素直な性格

ゴミの出し方、美味しいお店やスーパー、習い事情報等、はじめは分からない事だらけなので、周囲に色々教えてもらわないといけません。ここで頼りになるのが、やはりママ友ネットワークです。

誰しもが初めに大変苦労するので、自分が苦労した分、新しく赴任された方には基本的に色々教えてあげようと思っているのが駐妻の素晴らしいところです!

その中でも素直な方には、あれもこれもと自分が知りうるすべての情報を教えたくなります。また助けてくれる人も増えます。

変なプライドを捨て知ってるふりをせずに、素直な気持ちで色々教わることがとても大切です。

 

以上が私が感じた駐在生活を楽しんでいらっしゃるなぁと感じた駐妻さんの傾向です。もちろん全部兼ね備えたパーフェクトな方はいらっしゃらないのでご安心下さい。あくまで個人的な意見ですが、参考になればと思います。

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駐妻の中古車 購入方法 ー欧州 オランダ編ー

こんにちは。9月からの息子の遠方にあるインターナショナルスクール通学に向けて先月車を購入しました。

周りの駐妻さんはだいたい日本人のディーラーさんや正規店で新車を購入されており、中古車に関する情報が少なかった為、今回はその購入プロセスについて書きたいと思います。

 

新車か、中古車か

私の場合は息子の送迎がメインで、使用期間も1年半と短い為、出来るだけ予算を抑えたく中古車を選択しました。

 

車種を決める

欧州では駐妻の皆さんだいたいミニサイズの車に乗ってます。やはり縦列駐車が必要だったり、駐車スペースが小さいからです。その中でもオランダ駐妻達に人気なのが、FIATかPeugeotのミニサイズ車です。私も出来ればこのどちらかの中古車が良いなと考えてました。

 

ネットで下調べ

その後、購入したい車種の製造年度、消費マイル数と価格帯をインターネットで調べてください。私はUsed car in Netherlandとググって出てきたooyyoと言う中古車比較サイトで調べました。こちらのサイトが個人的に良かったのは英語表記だった点と、掲載価格が高いか安いかなどのレビューが書かれていたので、自分が欲しい車種の相場感を掴むことが出来ました。

http://www.ooyyo.com/netherlands/used-cars-for-sale/c=CDA31D7114D3854F111BFA6FAA651453/#_

 

購入に向けたアクション

いよいよ実際の行動開始です!

サイトに掲示されている気に入った車をアポを取って見に行くのも良いと思います。購入価格を安く抑えたい場合はそれが一番お勧めです。

 

私の場合は、たまたまタイミングよく近くに中古車ディーラーがある事を教えてくださったママ友さんがいました。悩んだあげく万が一、故障したら自分で運転出来る距離のディーラーさんの方が安心だと思い、近くでの購入を決意。

 

実際ディーラーに行って、驚いたのがオートマの中古車が無茶苦茶少ないということでした。教えてもらったディーラーさんでは予算内でのオートマ中古車はなく、断念。

 

さいわい周辺にもいくつかディーラーさんがあったので、三件くらいまわりました。そのうち一件だけ、オートマの中古車を数台販売しているところがありました。しかも購入したかった白のPeugeotのミニサイズも!

 

ここで参考になったのがネットで下調べしていた相場感です。こちらのディーラーさんのは、相場(同じ年式、消費マイル数のものと比較して)より2500ユーロも高かったです…ネットを見せながら値切ってみたものの、だったらそこに行って買えば良いと…一蹴。がっくりです。

限られた機種の中で、一番気に入ったけど予算オーバーのPeugeotと、予算内だけど10年おちのOpelのどちらかで最終迷いました。

 

「もう少し色々見てから、また来ます」と言い残し、その日は帰宅。

 

一週間考えた後、結局予算内のOpelを購入することにしました。理由は中古車なので、故障するリスクもあり維持費等の追加出費も考慮し、予算内におさめました。

 

再度、週末訪問し書類を書き、購入手続き完了。準備が整ったら後日メールで連絡するとのこと。

 

そして10日後に連絡があり、再訪問。支払いを済ませ、その日中に車の引き渡し。意外と早くて手間がかからなかったのには驚きました。(車両登録等の手続きはディーラーがしてくれました)当日は自分で運転して帰らないと行けなかった為、近くのディーラーにしておいて本当に良かったです。

 

車が欲しいと思ってから、購入に至るまでおおよそ1ヶ月ほど要しました。もしかしたら購入したOpelも、相場より高いかも知れませんが(同条件のものがネット上では見つからず)、近くのディーラーさんで購入して良かったと思ってます。また色々調べて納得して購入した事もあり、愛着がわいております(笑)。どうか故障しませんように。

 

それでは、まだまだ運転は怖いですが愛車と共に、練習頑張りたいと思います。

 

ライスワーク、ライフワーク、ライクワーク 

こんにちは。久しぶりにナカムラクニオさんの「パラレルキャリア」を読み直しました。この本はお金にならなくても福業(Happy Work)を実現する大切さを提案をしてます。

 

最近はサイボウズ社をはじめ、日本でも副業を認めつつある会社が出てきておりますが、やっぱりまだ大多数の会社員には副業が認められておりません。

 

しかし現在、副業王国(?!)オランダに住んでいることもあり、今回は改めて色々考えさせられました。

*ちなみにご参考までに以前オランダの副業に感じた事をまとめましたのでよろしかったらご覧ください。↓ 

digitalmarket.hatenablog.com

 

その中でも、ナカムラさんが仰ってた下記内容は会社員の私たちにも、とても参考になると思ったので今回シェアします。

 

ナカムラクニオさんいわく、仕事は

 

①ライスワーク(食べるための仕事)

 

②ライフワーク(人生をかけた仕事)

 

③ライクワーク(趣味をいかした仕事)

 

の3つに分類できるとのことです。

 

サラリーマンの私たちはついつい、ライスワーク(目先の仕事)ばかりに追われがちです。でも会社に属していても、社内でライフワーク(仕事を通じて実施したい自己実現ライクワーク(好きな分野)を意識して仕事をする大切さを今回改めて気づかせられました。

 

また一歩踏み出して、ライクワークは無償で週末に自分の趣味としてまずはやってみる勇気も必要だなとも考えさせられました。

 

とは言うものも、私自身まだ何が私にとってのライフワークで、何がライクワークなのかは正直見つけられていません…。

 

でも人生100年時代です。

 

少し意識を変えて、ライスワークだけに没頭せずに、今後はライフワークライクワークを意識していきたいと思いました。そんなヒントを得ることが出来た貴重な一冊です。宜しかったらみなさんも是非ご一読ください。

 

ルイジャド フランス ブルゴーニュの旅 続編

こんにちは。ブルゴーニュの続編です。

 

前回はロマネコンティ訪問時の感想を書きましたが、今回は実際ワイナリー内の見学や試飲をさせていただいたルイジャド訪問時の感想です。

 

まずルイジャドでワイナリー見学をするには事前にメールにて予約が必要です。こちらからどうぞ。

http://www.louisjadot.com/en/index.php

 

*2018年7月の時点で大人1人20ユーロで子供は無料でした。我が家同様、お子様連れの方は事前にメールにて子連れである旨を伝えておいた方が良いです。

 

早速当日土曜日の朝10時に伺ってみると、訪問客は我が家のみ。女性の方が出迎えてくださり早速ワイナリー巡り開始です。

 

案内されて最初に目にする光景!f:id:digitalmarket:20180809011212j:image

 

光の加減もあり神秘的な感じが。丁寧に詳しく製造方法を教えてくれます。

その後、地下室のビンデージワインを育てるセラーも連れて行って下さります。


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そして最後にお待ちかねのテェイスティング。白と赤(シャルドネピノ・ノワール)各三種類ずつティスティング出来ます。
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地図を使いながらどの地域で収穫されたブドウかを説明をしてくださるので、あたかもそこを訪れながらワインを飲んでいる気分になり、とてもよかったです。

 

ワイナリー訪問後は、ワインショップにて自分の好きなワインを購入できます。もちろん購入は強制ではありません。でも私はテイスティングさせてもらったシャルドネがとても気に入ってしまい、合計シャルドネ6本購入。大満足です。

 

ルイジャドの訪問は本場ブルゴーニュの規模の大きさを肌で体感出来るとても良い経験になりました。但しワイナリー見学は残念ながら、予約がなければ出来ませんので、是非事前の予約をお勧め致します。

 

ロマネコンティ フランス ブルゴーニュの旅 その1

こんにちは。毎日暑い日が続いていますね。こちらオランダも暑い日が続いており、オランダ人曰く、近年稀に見る暑さらしいです。

 

さてそんな中、先日フランス ブルゴーニュに行ってきました。なぜブルゴーニュかと言うと、そこに「ワイン」があるから!です。

 

実は私は知識は浅いのですがワイナリーを訪れるのが大好きで、ミーハーな性格がこうじて、今まで訪問したワイナリーの数が意外と多いのです。

 

そんな私にとっても、ブルゴーニュ地方はやはり憧れの地でした。あのソムリエの田崎眞也さんもブルゴーニュで若い頃、修行されてました。最近世間を騒がしているZOZOTOWN社長 前澤さんも訪問されてます。

 

ついつい、前置きが長くなってしまいましたが、今回の旅の一番の目的はワイナリー訪問。その中でもブルゴーニュと言えば、ロマネコンティ。早速訪問した時の感想をシェアしたいと思います。

 

まず驚いたのが、何と。。。。ロマネコンティは一般、プロ問わず訪問不可とのこと。

 

さ、さすが、一流。

 

それでも一応、本社所在地や畑の前までは見に行けるとのこと。ならばと!聖地を訪れる事にしました。

 

行ってみて改めて驚いたのですが、ワイナリーもワイン畑も、看板や目印をよく見ないとそこがロマネコンティだと分かりませんでした。それでもたくさんの観光客が訪れているようで、改めて一流は違うなーと思いました。

 

ワイン畑はこの十字架が目印です。

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ワイン畑の前にはうっすらとロマネコンティの看板が。(写真右下)

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畑の先にロマネコンティ本拠地が。門は固く閉ざされてました。


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門が閉ざされようと、場所が分かりにくかろうと、まさにワイン好きには夢の様な空間です。

 

でも冷静に考えてみると訪問不可とされている場所にわざわざ一目見ようと各国から訪れるってすごいですよね。

 

一本100万円以上するワイン。もちろんいただいたことはありませんが、ワイン好きならほぼ知っている憧れのブランド。

 

突き抜けてしまうと、ほっといても人は寄ってくるんですね。かっこええなぁ〜。

 

人を魅了するパワーに溢れた、とても刺激的な空間でした。

 

 

共働き世代に訪れる配偶者の海外赴任という現実 -駐夫という面白いヤフーニュースの記事を読んで-

こんにちは。今日はヤフーニュースで紹介されていた面白くて、とても共感できた記事について書きたいと思います。記事は共働き家族に訪れた妻の海外赴任に対して、家族帯同に至るまでの夫の葛藤や悩みについて書かれています。

 

dual.nikkei.co.jp

 

 

筆者の奥様同様、私自身30代前半で海外駐在しております。また現在、30代後半で夫の海外駐在に同行しております。

 

共働きで、配偶者の海外駐在が決まると、単身か(その際子供はどうするか)家族帯同にするか、を何度も悩みます。

 

私の海外駐在決まった際や、今回の夫のオランダ駐在が決まった際の悩みや考えのプロセスが、筆者と全く同じだった点にとても共感できました。

 

我が家の結論として、私は自分の駐在時は単身渡米で、夫の駐在時は家族揃って現在渡欧しております。

 

ちなみに筆者が務めるマスコミ系の会社では「配偶者海外転勤同行休職制度」がありこちらを利用されて、現在奥様の駐在に同行しているとのことでした。私はメーカーに勤めておりますが、非常に残念ですが、このような制度がありません。ただ、たまたま運良く出産後に夫の転勤が決定したため、現在育休を使ってオランダに赴任させて頂いております。

 

また共感できた2つ目のポイントとして、記事でリンダグラットン著のLife Shiftについて触れている点です。私自身、夫の駐在が決まった際に最も感銘を受けた本がLife Shiftでした。この本では、画一的ではないこれからの人生100年時代に向けて、仕事やお金以外に、家族や友人等の多様性に富んだ人的ネットワークやスキルや知識の「無形資産」の構築の重要性を説いています。キャリアを中断する勇気を与えてくれた一冊です。

 

最後に筆者が自身の復帰後のキャリアに対する不安について触れていた点もとても共感出来ました。

私も今回オランダに家族で赴任させてくれた職場や上司に感謝の気持ちでいっぱいですし、夫に同行した事に後悔はありません。それでも復帰後のキャリアについては時々不安がよぎります。特に私はちょうど管理職になれるかどうかの年齢でこちらに来てしまった為、復帰後年齢的に管理職の候補としてあげてもらえるかどうか。大卒後、転職、結婚、出産をしながらも、懸命にキャリアを積み上げてきた身としては切実な悩みです。。。

 

今回こちらの記事では、夫が妻の海外転勤に帯同する「駐夫」の気持ちが分かりやすく書かれておりますが、ずっとキャリアを重ねてきた女性が「駐妻」になった場合も、全く同様の悩みが生じます。だからこそ私自身、記事の内容にたくさん共感出来ました。

 

共働き世代の我々にとって、配偶者の海外駐在というのは昔より切実な悩みです。女性の場合は未だ、泣く泣く仕事を辞めざる得ないケースが多いと思います。しかしいろんな働き方が実現できているこの時代ですので、男女問わず仕事を辞めずに、配偶者の海外駐在に同行出来る仕組みが今後整っていく事を切に願います。