アメリカ駐在員がオランダ駐妻になったら

アメリカ駐在員がオランダ駐妻になったら

こんにちは。アラフォー2児の母です。長男出産後、単身でアメリカ駐在を経験しました。次男出産後、夫の赴任に伴い現在オランダにて駐妻しております。

ドイツのお勧めワイナリー リューデスハイム

こんにちは。先日お隣ドイツのリューデスハイムに1泊2日で行って参りました。ここを選んだ理由はワイナリーで有名な地域だったからです。

 

あと「呑み屋がならぶつぐみ横丁があります」とガイドブックを見てすっかり気に入ってしまったからです。

 

急遽決まった旅で、ホテルをネット予約し出発したのが11時。オランダから車で片道約4時間。子供がいる為、途中デュセルドルフでお昼を兼ねて休憩。

 

リューデスハイムに到着したのは18時過ぎ頃。ホテルはつぐみ横丁にすぐ近いFelsenkellerに宿泊。チェックインを済ませ、いざ美味しいご飯とワインを求めて出陣!

 

どのお店にしようかな〜とウロウロ物色。つぐみ横丁で一軒賑わっているお店を発見!そして迷わず入店!

f:id:digitalmarket:20180507042929j:image

 

19時でこの明るさと空気感。素敵すぎます!

f:id:digitalmarket:20180507043343j:image

 

注文は私はまずはビール。夫はシャンパン。子供はりんごジュース。

f:id:digitalmarket:20180507043447j:image

 

続いて地元の前菜3種盛り。メインは私はソーセージ、旦那は店員さんお勧め豚肉のステーキ、子供はお子様セット。

 

f:id:digitalmarket:20180507043511j:imagef:id:digitalmarket:20180507043519j:image

 

前菜は地元の味付けが濃かった為、日本人にはややハードルが高めですが、その他のお料理はとても美味しくいただきました。

 

そうこうしているうちに生演奏スタート。踊り出すお客さんも。陽気で良いですよね。

f:id:digitalmarket:20180507044048j:image

 

とても贅沢な時間に癒され、私は白ワインを、子供はりんごジュースをおかわり。宴はその後も続き、子連れの我々は20時半頃にお店を後にしました。その時点で外はまだまだ明るかったです!

 

リューデスハイムは、ライン川沿いのワイナリーにも関わらず、そこまで観光地化は進んで無く、ゆっくりとした時間と共に地元の人や物を味わえる場所です。

 

急遽決まった旅ですが、とっても満足のいった初日でした。

 

34歳1児の母に突然訪れた、海外赴任の転機

こんにちは。私は第1子を33歳で出産後、育休を約10ヶ月取得し職場復帰致しました。その9ヶ月後にまさかのアメリカ単身赴任に!

 

それが当時34歳、一児の母に突然訪れた転機でした。

 

海外赴任したいと強く意識する様になったきっかけは、28歳の時に転職した会社で、海外で活躍している女性の姿を見てからです。

 

とは言うものの現実は厳しく、なかなかチャンスは巡って来ず。

 

そうこうしているうちに、コンパで出会った現在の旦那と結婚。その時点で「ちょっと厳しくなったかな」とやや弱気に、子供が出来た時点で「やっぱり無理かも」と思い始めてました。

 

そんな時です!育休復帰して間もなく、6年間担当していた事業をアメリカに移管するという話しが出ました。

 

当時、上司が(恐らく)冗談交じりで「赴任したいか?」と私に聞きました。私は超真面目に「はい、行きたいです!」と即答しました。

 

正直その時点では、子供や夫の事を考えずに素直に自分の気持ちを伝えてしまいました。あまりの真剣さに、面をくらったのか後日、再度面談する機会を頂くことになりました。

 

夫にもすぐに事情を説明し、子供が居るし実際赴任出来ないかも知れないけど、駐在したいと言う自分の思いは上司に伝えたいと言い、了解を得ました。

夫が了解してくれた理由は2つあります。結婚が決まり、海外赴任の選考応募を一度断念した過去があり、私の海外赴任に対する思いを理解してくれていたから。もう1つは、(とは言うものの)今回はさすがに子供も出来たし、実現しないだろうと思っていたから。だそうです。

 

面談にて自分の思いを正直に伝えました。しかし、子持ち女性の海外赴任は前例が無かったので正直私も実現は難しいだろうなと思っていました。ところが、、、本人もびっくり。3ヶ月後にアメリカに単身赴任する事に。

 

私はバリバリ頭がきれるキャリアウーマンでは無いです。どちらかと言うと不器用です。ただ海外で働く事を夢見ながら、真面目に、一生懸命仕事はしてきました。そんな私にたまたま転機が訪れただけです。

あの時、上司の質問にはっきり行きたい!と言っていなかったら、間違いなくそのチャンスは違う人に渡っていたと思います。

 

人生には、それぞれに訪れる転機がいくつもあると思います。それをものにするかしないかは、瞬時にチャンスを掴む判断力かも知れません。

でも実はその裏には、地道な日々の努力潜在的な意識が必要だと思います。それがあるからこそ、いざ選択肢を与えられた時、迷いなく決定出来るのだと思います。

 

この経験以来、私は与えられた機会を転機とするかどうかは日頃の準備がとても大切なのだと強く意識するようになりました。

エッシャー美術館を訪れて感じた、好きなことの大切さ

こんにちは。みなさんエッシャーってご存知ですか?

ご存知でない方、この絵は見たことはないですか?

f:id:digitalmarket:20180430223901j:image

私はこの印象的な絵を小学生の時に見て以来、ずっと頭の片隅に残っていました。

オランダに来て知ったのですが、実はエッシャーはオランダ出身だったのです!デン・ハーグに彼の美術館があり、早速行って来ましたので、今日はその事について触れたいと思います。

エッシャー美術館は生涯の作品を年代順に展示しており、エッシャーの作風の変化が時代と共に分かる工夫がなされています。

彼の作品を前期と中期〜後期に分けると、前期は風景画がメインで、中期以降が「だまし絵」と呼ばれる独特な「世界観」が開花します。

きっかけは旅行で訪れた、アルハンブラ宮殿で見たモザイクの絵だそうです。魅力されたエッシャーは何枚も模写したとの事です。

その影響を受けてから、彼の「視点」で物事を描き出します。生涯掛けてその「世界観」を仕上げていきます。

f:id:digitalmarket:20180430223932j:image

f:id:digitalmarket:20180430223945j:image

f:id:digitalmarket:20180430224018j:image

f:id:digitalmarket:20180430224251j:image

 

そして下記が遺作となる「蛇」。当時70歳で仕上げたとの事。細部へのこだわりに驚かされます。

f:id:digitalmarket:20180430224435j:image

 

私がエッシャーに魅了される理由は、彼の物事を捉える独自の「視点」と「世界観」です。

はじめは、あまり印象に残らない風景画を描いていたにもかかわらず、おそらく彼自身も悩みながら外部の刺激を受け、オリジナリティあふれる作品を見事に描き上げて行きます。

ずっと作品の事を考えていたからこそ、アルハンブラ宮殿のモザイク画に「ヒント」を得る事が出来たのだと思います。

好きなことを突き詰めて行く素晴らしさをエッシャーの生涯を通じて感じる事が出来ました。

 

 

 

オランダで、副業について感じたこと

こんにちは。先日はオランダの共働きについて感じたことを記載しました。

 

digitalmarket.hatenablog.com

 

 そこで触れた副業について今日は書きたいと思います。

 

 オランダでは基本的に副業が可能です。こちらで暮らしていると身近な人が副業を当たり前の様に気軽にされています。

 

例えば、現在オランダで住んでいる家のオーナーさんです。彼は30代前半で、奥さんも働いており共働きです。とってもフレンドリーな方で、副業として不動産をしており、家賃収入を得ているとの事。話しをきくと、もともと父親が不動産業をしており、兄弟全員、仕事をしながら、不動産による家賃収入を得ているとの事でした。

しかも貸す相手はみんな日本の駐在員。確かに3-5年でローテーションするので都度敷金、礼金が手元に入ります。また靴は脱ぐは、綺麗に使うは、あまり文句は言わないは、オーナーさんにとってはこの上ない優良顧客です。我が家が借りている家もリノベーションはしておりますが、かなり年数は経っており、当初の投資は既に充分回収していると容易に想像出来ます。ストックビジネスの成功例です。うらやましい限りです。

 

次に、我が家の息子の習い事の先生です。息子は現在、サッカーとプログラミングを習っています。サッカーのコーチも以前は副業で教室を開催されていました(現在はサッカー教室が本業)。またプログラミングの先生も現在お仕事をされながら、週末に子供達を教えてらっしゃいます。

 

この他にも、幼稚園、スーパー、インターネットなどの掲示板に、各自のプロフィールと共に色んな習い事の広告が掲示されております。主婦をしながら、駐妻のママさん向けにお花、ヨガ、お料理などの教えてらっしゃる方も多いです。

 

副業が認められると、こんなにも気軽に自分の得意な事や好きな事を、収入に繋げる事が出来るんだなーと感心します。お小遣い感覚でも、趣味や好きな事を実益に出来るという事は、更なる自分みがき、モチベーションや自信にも繋がり、好循環です。

 

余談ですが、オランダでは、明日4月27日は「王の日」で祝日です。なんと、この日は誰でもスーパーやモールの近くで自分達の要らない物や手作り品など、好きなものを売って、お金儲けが出来るらしいです。

普通にお店の前に、場所取り陣取り合戦。ここはxxxの場所とテープであちらこちら貼られてます。オランダ生活の「あるある」ネタらしいですが、ビックリです。

f:id:digitalmarket:20180426050354j:image

 

ひと昔とは異なり、日本も色んなの働き方が認められつつあります。

近い将来日本も、もっとオープンで、気軽に副業が認められる日が訪れる事を祈るばかりです。

自分だったら何をするかなーと想像するだけでも、ワクワクします。

 

追伸:こちらは4月27日 王の日の当日の様子です。たくさんのブースが駐車場の裏までずっしり並んでおり、お目当ての物を探しに来るお客さんで朝から大賑わいでした。

f:id:digitalmarket:20180508051950j:image

 

 

ブログ書き始めて1ヶ月

こんにちは。ブログ始めて1か月になりました。1か月経つと多くのブロガーさんがPVをまとめたり、振り返りなどの検証をされています。私はと言いますと。。。11PV。。。。。あれっ?!皆さんとケタが違う。。。

 

か、かなしい。悲しすぎます。せっかく書いた記事。もっと多くの人に読んで貰えたらと思い、ブログ名を変更しました。より自分らしさを出そうと「digital market’s blog」から「アメリカ駐在員がオランダ駐妻になったら」に。正直ちょっと長すぎると思ってますが、一旦当面このままで様子を見たいと思います。

でもタイトル名を変えると人間単純なもので、これでアクセス数あがるかも?!と記事を書きモチベーションが俄然あがります。

世の中そんなに甘くないと分かりながら、より多くの方の目にとどまることを祈って、継続していきます!

 

追伸:ブログ名変更が功を奏したのかここ数日で20PV迄上がりました!ありがとうございます。

 

 

海外でアマゾンジャパンのプライム会員になってしまったら

何故か海外にいるのに夫がアマゾンプライムの会員になりました。夫いわく「なんか知らない間になってた」

そんな事あるのかなぁ〜?!と思いながらも勿体ないから有効活用を試みて見ました。

まずはアマゾンプライムリーディング対象のキンドルが海外でも10冊まで読み放題になる事。10冊超える場合は、1冊読まない本を削除が必要です。

意外とカテゴリーが豊富です。ジャンルは雑誌、小説、ビジネス、経済、暮らし、コミックなどがあります。プライム会員なら、対象の本が読み放題ですのでかなりお得です。

話しはやや脱線しますが、海外では日本の本がかなり高く、購入できる書店も少ない為、キンドルが必需品です。例えば息子の教育にと、泣く泣く購入している算数のドリルは日本で600円程度ですが、こちらでは14.5ユーロ(1ユーロ130円換算で1885円)となんと!約3倍です。

iPadや携帯でもキンドルのアプリをダウンロードすると日本と同じ価格で本が購入出来ますので是非ダウンロードしてください。

次にプライム会員の特権としてプライムビデオもありますね。こちらもタイトルが豊富でアニメ好きの息子の為に見せてあげようと意気込んだところ、、、

ビデオはなんと海外ではほとんど見れません。ガーン。。。

海外でも視聴可能なタイトルも若干ありますが、数は少なく、日本のタイトルは全部見れません。

と言うわけで、アマゾンプライム会員は本好きの方には海外でも活用出来ます。我が家のようにうっかり会員になった方は一年出来るだけ好きな本を読んで楽しみましょう!

追伸:月額を支払って海外でも本を色々読みたいと思う方はキンドルアンリミテッドの方が年会費は高いですが、おススメです!アマゾンプライム会員が月額325円(年会費3900円)で約1000冊購読可能に対し、キンドルアンリミテッドは月額980円ですが、購読出来る対象のタイトルが和書12万冊、洋書120万冊と圧倒的に多いです。

 

 

日本とオランダにおける共働きの違い

こんにちは。オランダに来て4カ月になります。今日はこちらに来て感じた 日本との 「共働き」の違いについてまとめてたいと思います。

 

赴任前にオランダは共働き世帯が多い国と言う認識はありましたが、こちらに来て子育てに積極的に参加するお父さんの姿を見て改めて、共働き世帯の多さを実感してます。

例えば、お父さんが当たり前のように、子供達の小学校/幼稚園のお迎えに行っている様子や、平日にも関わらず公園で子供達と遊んでたり、スーパーで子供と買い物する姿を見受けます。

日本で「共働き」と言うと、夫のサポートはあるものの基本的に家庭を運営する責任は母親にあるのが一般的ですよね。そのため、いかに効率良く仕事と家庭を両立させるか、それなりの「覚悟」が母親には求められてしまいます。

 

f:id:digitalmarket:20180420211019j:plain

しかしこちらでは、夫婦で平等に仕事と子育てを分担している様子。さらにこちらで働いているママさん達は日本で感じた必死さは一切なく自然体です。

ワーキングママだからこそ分かる子育てしながら働く大変さ。一体どうしてオランダ人は、自然体でそれが出来ているのだろう?と思い調べてみました。

理由その①

オランダ政府は、賃金と福利厚生の面で、パートタイムとフルタイム社員の区別を無くしている。

理由その②

また週3、週4勤務が当たり前。子育てと仕事を両立出来る無理のない範囲で勤務形態を選択出来る。

理由その③

仕事をすると保育園の費用が大幅に下がる。実は私も1歳の子供を預けて、自己啓発をしようと考えたのですが、なんと保育園代がむちゃくちゃ高い!月14万円程掛かる試算に。その一方で、週36時間働いていると2万円弱に大幅に下がります。少しでも外で働きに出る方が支出が減って、収入が増える構造に。

理由その④

上記の結果、パートタイムの就業人口が増加し、雇用を分け合い、仕事内容を分割して労働時間を短くする、ワークシェアリング」も採用。

理由その⑤

副業も認められている。

参考元情報:

幸福を育む働き方 -オランダにワークライフバランスを学ぶ - イベント会社のニューズベース|企業イベントの企画・制作・運営

働き方先進国オランダ 子育てと仕事の理想バランス | 日経DUAL

 

よくオランダ人は家族を大切にしていると言われますが、こういった制度が整っているからこそ、夫婦で仕事も子育ても一緒に行う事が普通に出来るのだと思います。その一方で彼らの生活スタイルを見ていると、収入が減っても家族との時間を最も大切にするというブレない軸も感じます。制度と価値観が一致しているからこそ「子供が世界一幸せな国」を実現出来ているんだろうなと感じます。

日本で定時ギリギリまで仕事して、自転車でわき目もふらずにお迎え。帰って来た子供にイライラ。常に「早くして!」が口癖だった私ですが、オランダ人の家族の時間を大切にする日常を目の当たりにして、子供を日常の中心においてあげる大切さを教わっております。